会場は、彼らによってつくられた、静と動の空気に満たされている。 抑揚のある確かなギターサウンド、伸びやかで感情豊かな歌声、素直に耳に入ってくる。彼らの人柄を感じさせられる曲たちに、観客はノリながらも聴き惚れる。 ライブ中盤、メンバーがイスに座り始める。雰囲気を少し変え、ここからはアコースティック。1曲目はほんわかと温かい曲「奇跡」。 ここでMCにて、彼らの卒業式と献血のエピソード。この、演奏しているときとのギャップを感じる、のほほんとした雰囲気のMC。思わず笑ってしまう。 アコースティックのやわらかいサウンドのせいか、イスに座って目線が近くなったせいか、彼らの曲がよりしっとりと爽やかに心に染みてくる。 アコースティックを終えると、Dr.中村によるMC。「楽しくいこうじゃあーりませんか」と、ガラリと雰囲気を変えてくれる。演奏とMCのギャップがステキなバンドだ(笑 そして、ライブは終盤へ。ノリノリの曲、クールな曲、自分たちが音楽をやることを歌った新曲と続き、気付けばもう最後の曲となった。最後は、自分を奮い立たせるために書いた曲という「夢の方へ」。観客一人ひとりに向けて演奏する。そして、ライブは終了。 今日はワンマンライブということで、普段よりも曲数が多く、たっぷりとしたライブだったはずである…がしかし、まだ満足できない。そんな思いは自然とアンコールへと変わった。 |
6月4日(日)@ElectricLadyLand |
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