FUZZY CONTROL 音楽が大好きな音楽バカ集合!

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初めてこのバンドを観た時、3ピースとは思えないような、圧倒的なライブパフォーマンスに体がものすごい衝撃を感じたのを覚えている。黙々と楽器を鳴らしているかと思えば、MCで面白いことを言ったり、ステージ上で服を脱いだり・・・。なにより、メンバー全員が本当に音楽を楽しんでいるんだなという印象を受けた。そんな、ライブというより、エンターテイメントショーを見ているかのようなパフォーマンスが魅力的なFUZZY CONTROLのフロントマンである、Gt./Vo のJUONさんにお話を伺った。


―早速ですが、7月26日に発売される新曲についてお伺いします。ずばり、今回の曲はどんな感じなんでしょうか。

JUON:プロデューサーが変わり、織田哲郎さんになったんですよ。何かいいものを作れないかなって織田さんとも話して・・・。ロックでいて、切なくて、ポップな感じの曲。

―1曲の中だけでも十分楽しめそうですね。今回の曲で、特に強調されたことってありますか?

JUON:今回は歌詞の部分が今までよりすごく聞こえてくるようになっていますね。自分の孤独とか、なんでうまくいかないんだ。っていう気持ちがあって、それが詞になったりしてて・・・。でも、世界は止まっていないから、ずっと進んでいくものだし、自分達も立ち止まるより、前に進んでいかなきゃならないという状況があるじゃないですか。

―では、それはよりポジティブに、という感じですか?

JUON:ポジティブという感じかは、分からないんですけど、自分について歌ってる曲なんですよね。ドカンと真ん中に歌詞が聞こえると思います。

―では、歌詞カードをじっくりと見ながら聞かないとダメですね。レコーディングはどうでしたか?

JUON:音を詰めていく段階にあたってですね、言葉を伝えていかなきゃならないっていうのも含めて、俺たちの一番強い部分ってバンドのグルーヴだと気付いたんです。グルーヴがロックしてるんじゃないかと。俺達のグルーヴを感じやすいっていうのは、音圧じゃないということも思いましたね。

―音圧じゃないっていうのはどういう意味でしょうか?

JUON:色んな音を埋めてカッコいい音を作っていくのではなくて、素の状態のところに俺達の秘めている最高のグルーヴがあると気付いたんですよ。だから、今回のレコーディングはそういうところを意識しながらやりましたね。カップリングの曲とかもギターを一回も歪ませないでやっている曲もあるし、その方がみんなにやっていることがより分かりやすいですし。そういう表面的なものじゃなく、もっと深いところにあるもので勝負していかないと。俺らはバンドだと。そういうことを意識していました。

―じゃあ、以前のレコーディングとは意識が変わってきているんですね。

JUON:そうですね。前は「こんな感じがカッコいい。」という感じだったんですけど、今回はこれっていう、俺達がやるから意味のある音楽というものを追求してやりました。前よりは俺達のやりたいこととか伝えたいグルーヴとか、そういうものが伝わりやすくなったんじゃないかと思います。

―今までとは、また違った面を見ることが出来そうで本当に楽しみです。そのCDにライブDVDも付いているとのことですが・・・。

JUON:そうですね、福岡のライブ映像が入っているんですけど、少しでもファジコンを感じてほしいという思いがあったので。DVDを入れることで、生身の俺たちのメッセージがダイレクトに身近に伝わるんじゃないかと。

―DVDは熱いですね!!そしてCD発売前にワンマンツアーがありまして、タイトルもずばり 『夏先ドリ!トリノを後ドリ!ワンマンツアーへレッツゴーゴゴーゴ!』〜悲しみの涙はいらない〜なんですが、このインパクトのあるツアータイトルってどなたが決められているんですか?

JUON:3人でリハの休憩中とかに決めるんですけど、いつも長いのを決めてしまって社長からクレームが・・・。でも、僕たちは負けませんけど。(笑)とりあえず、気合とかやる気だけはあるんだなって分かってもらえるようなタイトルにしています。

―最近、各地で無料ライブを行なわれていたと思うんですが、そこで得たものってありますか?

JUON:多くの人に観てもらえたっていうのが一般的な意見ですね。ライブって毎回何かしらのものを得て、それが俺たちを成長させてるし、ライブに限ってじゃないですけど、お客さんの笑顔だったり、自分達の思いだったり。細かいことでも、例えばMCが良くなかったとか(笑)、コーラスはもうちょっといけるんじゃないかとか、ライブの流れとか色んなものを感じる部分があって、それを毎回修正しつつ、良いステージを作っていこうというのが3人の気持ちです。人間は1日1日成長していくものなので。

―そうやって、あの楽しいステージが創り上げられるんですね。

JUON:そうですね。例えば、ステージ上で上半身裸になるのも、パフォーマンスやエンタ−テイメントの一環として俺達は考えているので(笑)

―ツアーだと、色んな土地にライブをしに行くじゃないですか。ファジコンにとって名古屋という土地はどんなところですか?

JUON:もう、なんかね、名古屋ってホームでもおかしくないんじゃないかなっていうぐらい。(笑)確かに、他の地方もノリがいいんですが、名古屋のお客さんて音楽が大好きな、音楽バカがいっぱいいる。その音楽バカに俺らみたいな音楽バカが音楽の楽しさを伝えられるっていうのが、最高な場所だし、みんな話してても優しいし、俺らの音楽を素直に聞いてくれるんですよね。この曲がどうとか、そういう細かいことじゃなくて、俺たち自身を愛してくれてるっていう感じがするんです。

―では最後にワンマンへの意気込みを聞かせていただけますか?

JUON:イベントとワンマンは全く違うものだし、お客さん全部が俺たちを見に来てくれている訳で、その中で俺たちはどれくらいやれるのかっていうのを試す機会なんですよね。やっぱり、ワンマンだと気合も違いますし(笑)一つのショーとして、時間をかけてみんなに聞かせなきゃならないのですから。みなさん、パワフルなステージを楽しみにしていて下さい!!みんな中途半端に生きちゃダメだぞ〜!!

ライブのテンションと変わることなく、色々話して下さったJUONさん。話していて、命を懸けて音楽をやっているんだな。ということがひしひしと伝わってきた。どうしたらあんなライブができるのか、少し分かった気がする。ファジコンのワンマンライブは7月2日。とりあえず、会場に足を運んでみてもらいたい。ハッと気付いたら、あなたはもうファジコンの虜になっているはずだから。

インフォメーション
 

7月2日(日)@ell.FITSALL
ワンマンライブツアー『夏先ドリ!トリノを後ドリ!ワンマンへレッツゴーゴゴーゴ!』
〜悲しみの涙はいらない〜

open17:30 start18:00
前売\2625(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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