堂島孝平 DJKH OR DIE!

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10枚目のアルバム『SMILES』を今年2月にリリースした堂島孝平君。今回も当然傑作です。思わずニンマリしちゃうポップスの最高峰。僕はもう聴きまくりました。まだの人はちょっと可哀想。DJKH OR DIE!!!! ただし堂島君、ちょっと放置プレイし過ぎだよ。早くライブ観たいって。

―『SMILES』、凄く良いですよね。御自身ではどんなアルバムだと思ってますか??

堂島:「『SMILES』はそうだなー・・・音楽性の前に、人間の個人っていうところで、人と繋がる事って凄い大切じゃないですか??それを僕は音楽を通して、色んな人と繋がっていって、いつしか仲間が沢山できて、で、自分が仲間達にね、ポップに歌モノで・・・、高いレベルで一緒に遊びませんかと言って、色んな仲間が沢山集まって来てくれたアルバムっていう側面がありますよね。だからオフザケをするにも、今までだったら、一人だったら、凄い寂しい遊びになっちゃったりとか、後はそのー、音楽的な経験がまだ足りなかったりすると、幼稚な遊びになっちゃったりとかしてたものが、やっぱりその・・・、ハイクオリティに遊ぶというか、そうゆうところに自分も行き着けたし、仲間も賛同してくれたっていうアルバムじゃないかなと。」

―参加ミュージシャンを選ぶ基準みたいなのって、何かあるんですかね??

堂島:「選ぶ基準は、えー、プレイヤーである事よりパフォーマーである事!!勿論この世界、テクニカルな部分で、うまい人は沢山いるし、まぁ僕も色んな方にお世話になっているんですけど。やっぱり今回の『SMILES』は特にそうなんですけど、ライブをやる時にメンバーを集める基準っていうのが、まずプレイヤーである事よりパフォーマーである事。一番良いのは・・・、まぁそうゆう人ばっかりだと信じてますけど、やっぱスキルが凄くある上で、ちゃんとステージ上でエンターテインメントできる人。そうゆう人が集まって来てくれてて・・・。やっぱそうなってくると、サポートミュージシャンっていう気持ちでやっている人よりかは、自分のバンドっていうのを持ってて、いつも自分が主役として物事を考えられる・・・、そうゆうプレイヤーと敢えてやってますね。」

―参加ミュージシャンリストを見せていただいたんですけど、凄い好きなミュージシャン、バンドばっかりでしたよ。僕あのー、カフェロンと対バンした事あるんですけど、シュンスケ君(渡辺シュンスケ)もかなりいい味出してますねー。

堂島:「おー!!シュンちゃんはただのアホですけどね。」

―あははははは。

堂島:「極度の寂しがり屋で。まぁでもシュンちゃんなんかでも、元々随分前なんですけど、お互い、ハタチそこそこくらいの時から、貧乏ながらも・・・、ブドウを食べ分けあったりとか、そうゆう感覚のとこからいつしか一緒にやるようになってみたいな。まぁでもやっぱりそうやって、才能のある友達が周りにいる事が凄く刺激にはなるというか・・・。」

―凄―くわかります。

堂島:「まぁでも僕の勝ちですけどね。(笑)」

―ははは。DVDが8月に出たじゃないですか??これはライブとクリップ集みたいな感じなんでしょうか??

堂島:「えー、ライブ映像も入ってるんですけど、どっちかって言うと、ライブDVDって言うよりかはドキュメンタリーに近くて。まぁこの3年近く、自分が30歳になるまでの3年近くをずっと記録して貰ったものを一本にまとめていて。その中であのー、ちょうど10周年を迎えたタイミングでやった記念ライブ的な映像が入ってるのと、後、今回の『SMILES』までのアルバム3枚くらいの期間のドキュメントみたいなものが収められているっていうのと。後、クリップ集ですね。」

―すみません。まだちょっと僕観てないんですけど・・・。

堂島:「あぁ、アホですよ。非常にもう・・・。ちっとは歯ぁ食いしばって音楽やってんだなってのが伝わってくれたら良いなって気持ちで・・・、あのー、いるぐらいで。まぁ意外とその音楽的にも・・・、何だろうな、キャラクター的にもなのかもしんないけど、割りとニコニコニコニコして、苦労なく音楽やってるように思われてるんですけど、天性の明るさとか・・・、自分で言う事ではないんですけど、そうゆうふうにどうやら見えるようで、周りからすると。」

―テレビとかで観るとそうかもしれないですねー。

堂島:「そうですよね。で、なんか四柱推命とかやると、あのー、太陽みたいだって言われた事があるんですけど、ふざけるなと。」

―ははは。

堂島:「太陽だって沈む時はあるのよっていう。あのー、沈んでから、そのーやっぱりこう助走じゃないけど、さらに輝くまでみたいな。そうゆうやっぱ音楽を創る上でね、あのー、皆そうだと思うんだけど、自分も皮を剥ぎ、骨を削り・・・、うん、脳を削り、身体を削りみたいな。そうゆうところでやっているその姿が収められてはいるかなとは思います。」

―でも僕、堂島君の音源聴いてると、ストイックさみたいなのは凄い感じますけどね。ポップスとか、ポップスの伝統に対する敬愛とか、それの一部になっていこうとする意気込みとか・・・。

堂島:「あぁ、ありがたいっすねー。なんかその伝統というか、歴史として繋がっている部分と、でもそれとおんなじくらい、そうゆうものを覆してやりたいと思うし。まぁパンキッシュな気持ちって言うんですかねー、それも強いですね。どっちも持ちながら音楽やってます。」

―なるほど。ライブはいつもどんな感じですか??

堂島:「そうだなー。ムチャクチャな部分と、後はやっぱりしっかりと歌を伝えるっていう部分と・・・。うーん、まぁとにかくでも、こうゆう歌モノポップスだけれども、いわゆる人々が思っている歌モノポップスのライブの想像図?みたいなのは常に超えたいなぁと思ってライブやってて。伝えるにしても、あぁ気持ち良かったねじゃなくって、胸グラえぐるような歌を歌いたいし、やっぱり踊るにしても半端なく踊るとか・・・。だからELLでやってるライブなんだけど、もっとデカいところでやってるようにお客さんが感じられるとか・・・。とにかく自分のその日のあり方を、来てくれた人に伝えていくっていう事が大事かなって凄く思ってるし。後はそうだなぁ、大人とか子供とかそうゆう事ではなくて、大人っぽいとか子供っぽいとか、そうゆう事ではなく、凄く大事にしてるのは、聴かれてこその音楽だし、何でもそうだと思うんですけど、読まれてこその本だし、観られてこその映画だしっていうのと一緒で、聴く人がいて音楽だし、踊る人がいてライブだったり・・・。当たり前の事だけどそこの部分は大事にしたいですよね。」

―最後に待ち焦がれてるファンの人達にメッセージをお願いします。

堂島:「そうですね。名古屋ってやっぱり毎回サプライズが起こってて。何かツアーのピークがよく名古屋で起こるというか。振り返ってみると、何か名古屋だったねっていう事が多いような気がするんですけど。まぁ半々なんですけど(笑)」

―はははは。そりゃそうだ!!

堂島:「どんな事が起きるかわからないっていうワクワクした部分と、でも何を起こすかは、まぁ僕の肩にかかってたり、やっぱり来てくれる皆さんの肩にかかってたりするっていう部分はあるので、是非あのー、生の醍醐味っていうのをね、感じて欲しいなっていうのと。後はメンバーが一人増えるんですよ。女性のキーボードがシュンちゃんとは別に。」

―へぇー。

堂島:「寺尾紗穂さんっていうシンガーソングライターの方なんですけど。で、ダブルキーボードっていう編成になるので、今までライブによく足を運んでくれた人達も、やっぱりけっこう見た目は変わるかもなって思うし。より音楽的に挑戦できるところはしたいし。やっぱりハイクオリティなものにはして行きたいなぁと思いますね。」

インフォメーション
 

10月29日(日)@ElectricLadyLand
堂島孝平2006TOUR『THE SMILE COUNCIL』

出演:堂島孝平(Vo+G)/八橋義幸(G)/tatsu(B)/寺尾紗穂(Pf)/渡辺シュンスケ(Key)/小松シゲル(Ds)
open17:30 start18:00
前売\4200(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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