

かつて、まだ私が大学生だった頃、大須(松原町)に住む学友が、”うちの近くにロック喫茶が出来たから今度一緒に行こう”と誘われた。何しろ、オーディオマニアでいくら良い機種を持っていても、爆音で聴くなんて無理な時代。だから、ロックを大きい音で聴きたいときは、「ロック喫茶」に行って聴いていた。名古屋だけでも、「時計仕掛け」「ブンブン」「イレブン」等結構あり、店ごとに特色があり好きな音楽を聴きたい時に、そういった店に行ったものだ。
そんな時代に「ElectricLadyLand」が、出来た。早速、友人と行ってみた。何しろ、名前がジミ・ヘンドリックスが作ったスタジオの名前だから、ハードロックが聴けると、その友人が自慢げに連れて行ってくれた。最初に入って、店の空気をつかむ。ここが、当時のロック通の特徴。どんなスピーカがあるのか、今何がかかっているのか、それだけで、直感的に判断する。普通、ロック喫茶の決まりは、アルバムの片面しか聴かせて貰うことしか出来なかったが、この店は、アルバム全部かけてくれることもあり、いい店だった。
でも、その時私は”パンク”だったので、店主は”睨み返してきた”。しかし、友人がリクエストすると、いきなり、いい雰囲気になった。そんな感じが、この店との出会いだ。知らぬ間に、バンド演奏があるようになっていた。勿論無料。みんなが、ロックを勉強する場所として、「ElectricLadyLand」は存在した。
それが今も同じように存在している。今回、我々も25周年を迎える。だからこそ、この場所で今回やりたいバンドを選ぶにあたり、一緒にやるバンドは、ロック(パンク)を共に、いろいろ勉強してきたバンドだ。サンボマスターは、まだ無名の頃からいろいろな音楽の聴き方を考えてきたし、ラフネックは、豊田パンクの後輩って云う感じだ。
普通のライブハウスではない、学習する場所「ElectricLadyLand」で、ライブをやるんだ。 |