I-RabBits(アイラビッツ)、この名前を皆さんご存知だろうか?横浜発、ガールズボーカルピアノポップロックバンド。というとなんだか訳がわからない肩書だが、ここ名古屋では毎月のようにライブをして、決して一気にではないが、着実に人気、実力ともにつけてきた。2/7には主催イベント、”響姫祭2010名古屋編”を行い、オレスカバンド、ステレオポニー、つしまみれ等、全17バンドで見事大成功に導いた。そして、ついにその集大成ともいえる名古屋での初ワンマンライブが決定した!満を持しての開催、ということで、Vo/Pfのマイコに話を聞いた! ―意外にもオオスプレスでは初めてのインタビューになるんですね。なので、I-RabBitsというバンドについても色々とお聞きしたいのですが。 マイコ:「まず、私マイコがVo&Pf、Gtのトモ、Baのイノ、Drのみづきという4人体制のバンドです。」 ―4人体制でピアノがいるってことが、割と特徴的ですよね。 マイコ:「そうですね。それがさらに、ボーカルがど真ん中で弾きながら歌うってのは結構珍しがられますね。」 ―弾き語りだとよく見る光景だけど、バンドとしては確かに珍しい。 マイコ:「ですよね。ある人は私のピアノを見て『打楽器だ!』って言いますね(笑)」 ―ピアノがあるって聞くとおしとやかなイメージが浮かぶけど、決してそうではないですもんね。 マイコ:「打楽器ですから(笑)ロックピアノって感じで。」 ―自分たちではどういう音楽をやってるって思ってます? マイコ:「テーマとして、”ポップでアイクルシイ、ロック”ってのがあるんですけど、私の中でロックは憧れなんですよね。ロックしてる人ってカッコいいじゃないですか?でも私たち4人はごくごく平凡な4人で、基本はポップなんですよ。持ってる考えだったり、音楽性だったりが。ポップな4人がそれを出しつつも、憧れてるロックをやってるって感じですね。なので、”ポップでアイクルシイ、ロック”です。もがいてる辺りに愛くるしさがありますんで(笑)」 ―最初に来てもらってから名古屋ではもう毎月のようにライブをしていただきますよね。 マイコ:「通うようになったのがもう・・・2年前ぐらいですかね?メンバーのゆかりの地ってわけでも、地元ってわけでもないんですけど、名古屋での出会いが飛びぬけて良かったんですよね、今思うと。それから月1、時には月2回行くこともありましたねー。そして・・・遂には念願のフェスをやれるとこまで来れました。」 ―そうですね、2月に”響姫祭”というVoが女性のバンドばかりを集めたイベントを成功させました。 マイコ:「去年の夏に東京で立ち上げたフェスを、初めて名古屋でやるという。何で名古屋かって言ったら、これは単純に名古屋が好きだからなんですよ。」 ―普通にいったら、東京の次は大阪ですからね。でも、”響姫祭”は名古屋にやって来て、見事に大成功でしたね!! マイコ:「もう不安でいっぱいだったんですけど・・・あんな絵に描いたような成功ってなかなかないですよねー。その成功を踏まえた上で、名古屋って土地でも一緒に夢を見てくれる人が増えたって実感できたので、じゃあ次はワンマンじゃないか、と。会場はエルの中で一番小さいell.SIZEですけど、改めて1から仕切りなおそうって意味を込めて。」 ―ワンマンは名古屋と東京のみなんですね。 マイコ:「はい、両方見てほしいですねー。意味合いがだいぶ違ってくるので。何といっても名古屋は初めてのワンマンなんで。」 ―名古屋と東京のお客さんで、好きな曲の傾向って違いがあったりするんですか? マイコ:「ライブでの盛り上がり方や楽しみ方って人それぞれ違うとは思うんですけど、やっぱり東京と名古屋では違いますね。盛り上がる曲や、喜ばれる曲もやっぱり違います。それは出会った時期が違うからなんじゃないかなー。昔のI-RabBitsはロックの欠片もないぐらいのポップな曲ばかりやってて、だから横浜や東京の、その頃からついてくれてるお客さんはどうしてもポップ好きが多いですね。それで一時期、ロックへの憧れが前面に出てた頃に出会った名古屋は、盛り上がれる曲・激しい曲を好きな人が多い気がしますね。I-RabBits調べによると、名古屋は最っっ高に熱いです!!」 ―I-RabBitsはライブを通して、曲とか詞とか演奏・・・何を一番伝えたいのかな、と マイコ:「結成してからの六年間、ほんと紆余曲折してきて、ライブも年間100本超えを3年間とかやってきましたし、その中で気づいたことは、やっぱり一番伝えたいのは”愛”なのかな、と。I-RabBitsとして何を伝えていきたいんだろう?っていうミーティングは、ほんとに何度も重ねてきたんです。そういう真面目な話って、ツアー先ですることが多いんですけど、最近”I LOVE IT”ってキーワードが出てきたんです。実は”I LOVE IT”って言葉は、6年前にI-RabBtsを結成したときに由来となった言葉なんですよ。”I LOVE IT(みんなの大好きなもの)”になりたいね、って思いを込めて。結成初期にはそういうタイトルの曲もありましたし。今は知る人ぞ知る曲になっちゃってますけど。その言葉がまわりまわってこのタイミングで改めて出てきた時に、ほんとささいなことから大きなことまで”愛”っていうんだね、ってことに気づかされたんですよね。例えばライブで自分たちが笑ったことで相手も笑ってくれたら、そこには愛があると思うんですね。だったら、I-RabBitsらしい愛をもっと書けるんじゃないの?って。それを書くことによって『あったかいね』って思えたらそれがI-RabBitsがやりたいことだね、ってことが見えてきましたね。だから今回の、4/24名古屋ワンマンから始まり、ファイナルの5/30の渋谷ワンマンで締めくくるこのツアーを、”I LOVE IT”という言葉を今の自分たちなりに解釈した『”I LOVE IT”〜愛はここにある〜』ツアーとして回ろうかと。あ、それと今6年越しの”I LOVE IT”という曲を作成中で。」 ―それもワンマンで聴けるわけですね? マイコ:「そうですね、絶対に披露したいなって思ってるんですけど。これがまたすごいドラマがあって!あー、でも紙面をオーバーしちゃうからこれはワンマンの日に言います(笑)ほんとに色んな意味で原点回帰なツアーだし、それを名古屋で初めてのワンマンで迎えるってのは、きっと何かの運命なんじゃないかな、って勝手に思ってます。」 ―それでは最後に、名古屋のお客さんにメッセージをお願いします。 マイコ:「横浜から初めて2年前にやってきて、『何だ?この人たち』って出会ってくれた人たちもいっぱいいて。でも、そういう風に出会ってくれた人たちのおかげで今回のワンマンが出来るので、名古屋の皆さんにはほんと感謝しかないです。ワンマンを何としても成功させたいんで、出会ったからには責任をもって遊びに来てください(笑)」 |
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I-RabBitsの次回ライブは・・・ |
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