11.10
fri In the Soup
旧ELLでの対バンライブからスタートし着実に動員を伸ばし、『いよいよワンマンか?』というところで『ELL移転でデカくなる』というハプニングに遭い、それでも遂に、遂に!ell.FITSALLでのワンマンが決定!最近TVや雑誌にもよく登場するし、間もなくアルバムも出るし…やっぱり絶好調なのかな?ということでVoの中尾さんにお話を伺いました。
−最近の調子はどうですか?
『ライブやってますね。野音もやったし、横浜ベイホールとか。調子?いいですよ。やっぱり色んなところに出させてもらって、お客さんがいっぱいになってきて・・・増えてますね、そう感じます。』
−たくさんのお客さんの前でやるようになって変わってきたことって?
『やっぱありますね。今まで変わらずやってきたことを、場所が変わってもやれるのかっていう部分もあるし、変えなくちゃいかん部分もあるし。例えば演奏面ももっとしっかりしないといけないし。でかいホールになっていくからね、一番後ろにいる人にもちゃんと音を届けられるようにライブをしたいっていうのがあるしね。音を出すってことに関してはね、浮き足立つことなく確認しながら4人でやっていきたいしね。』
−9月に出た新譜『川』もバンドの勢いの例え?
『うーん、自分達で首を締めたというか、時間のない中で作った曲でね。正確にはね、時間はあったんだけど、その時違う曲をつめていってて。これでいこう!って時に、僕が違う歌詞を書いたんですよ。曲を変えようと思って書いた歌詞ではないんだけれど、その歌詞で光が見えて、そこから1時間だけやってみたらいい感じに曲が出来たもんで、どんどん膨らましていって…。転がるように勢いで作った曲ですね。いろいろ迷う必要がなかったんでね。』
−そんな勢いがあってもインザスープの曲って聴く人を選ばないですよね?
『東京は割と女の人が多かったりするけど、場所によっていろいろだな・・・ラジオ番組をやってる札幌とかは公開放送に親子連れで来てくれたりね、うれしいっすね、そういうのは。意識を全部とっぱらってやってるっていうか、ファッションで音楽をやってないっていうのが、そういうところに出てきててすごくうれしいですね。
−次回11月10日のフィッツオールでのライブへの意気込みを
『名古屋熱いっすからね。名古屋行く回数多いし・・・何ででしょうね、なんだかんだ縁があるんですよ、きっと。ライブは・・・『面白そうだぜっ』て感じですかね。さらに、『流れるぜ!1階(編注・ELLのこと)に!!』って(笑)。『川』のように。
−上手いですね(笑) 『どかんといこうよ!って…歌いっしょに歌おうやと伝えておいてください。絶対そんじょそこらのバンド観に来るより絶対面白いと思うよ。あっだめだな、でかいこと言い過ぎたな・・・でもいっか?損はさせんわということで。』
想像してたよりずっと冷静で、自分達の今いる場所をしっかり見据えてるインザスープ。『楽しむっていうところまでいくまではやっぱりね、いろいろ考えんと』と言っていた静かな語り口が、バンドの中にライブに向うエネルギーを溜め込んでるみたいでちょっと迫力もあったり。この勢いできっと次のステージへ一気に上がってしまうんだろうな。ELL的には1Fへ下るってことだけど、そのための大事な一歩になる11月10日、これまで対バンやイベントで『もっとインザスープが観たい!』という人も、『観たことないけどどんなバンドなんだろ?』って人も、その勢いで全部飲み込んでくれるはず。
|