2001 MARCH NO.105

NEW FACE

 バカムシ

  今月の新人紹介は、男気溢れるライブで観客を引き付けるバカムシです。一見近寄りがたい雰囲気を出しつつも、シンプルな音の上にのってくる歌は気持ちがいいくらい素直でストレート、そんな情熱的なVo.G重森、Baあきと、Drたかしに話を聞きました。

―バカムシの音楽を言葉でいうと?

重森「詩的に関しては心のうた、愛のうた、音的にはメンバーそれぞれが出す音の融合体、元々の畑がパンクなので、パンクロックと言う人もいます。」

―曲は誰がつくっているんですか?

あきと「原曲は重森君が作って、こんなのできたけどどう?って2人が聴いて良ければ、みんなで一緒に作っていくって感じ。」
重森「うーん、って首をかしげられたら、やめよっかーって(笑)。それと、うちらの歌は英語はひとつも入っていない。」

―それはこだわりですか?

「こだわりっていうか、普通に作るとそうなっていく、しゃべれない言葉で歌っても意味がないしね。」

あきと「まあ必要ないっちゃあないっていう。」

―ライブはコンスタントにやってますよね?

重森「ライブは楽しいですよ、ライブ最高。見せかけのカッコよさじゃなくて、内面からドーンと突き出るカッコ良さを上手いこと3人がボーンと出した時、お客さんにそれが伝わったのって、何となく分かるじゃないですか。あん時は最高ですね。お客さんがグーっと来たーって感じになって、そしたら俺も来たーって感じで、そりゃもう最高のライブですね。」
たかし「うまい事やってテンション上がらんライブより、無茶苦茶やってテンション上がるライブの方がいいよね。」
あきと「もっとお客さんに来てほしいね、色々な人に聴いてもらいたいね、歌を。あと、お客さんが男性ばかりだからなのか、アンケートをなかなか書いてもらえないので書いてほしいです。」

―1stCD「鳴〜呼」を出してますね、どんな内容ですか?

重森「12月10日に発売した1stミニアルバム、6曲入り¥1000です。主要レコード店に置いてあります。これはいいです。恋愛とか夢とか社会批判だけじゃなくて、毎日の暮らしの中のちょっとした喜び、悲しみの感情をぶつけたっていう感じのものになってます。」

 言葉ひとつひとつをかみしめ。、そして吐き出していく不器用な部分もさらけ出してしまう素直さの中に、男をひきつけるカッコよさがあるのだろう。ライブでは全力投球あるのみと、強く熱く、どこまで行き続けるか、次回3月13日のライブ、そしてこれからが楽しみだ。


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