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―新しい形でライブ活動を再スタートさせるのって大変じゃないですか?ミルキーさんてタフですよね。 「バンドって、やっぱりメンバーの音楽性なんですよね。多少なり趣向がかぶっていれば長続きもするもんだけれども、以前のバンドではどうしてもメンバーとの音楽性の違いがあって。最初は世界観を決めてやっていくけど、次第にそれぞれの好きなほうに行っちゃうでしょ?これを続けていても無駄だなあ、とある時思ったんですよね。じゃあソロになって、割り切ってメンバー集めて、その人達は僕のやりたいことを表現してくれればいいって思ってたんですよね。」 ―で、今年の1月に久々にライブをやって… 「そうです。1月に秋間さん(AKIMA & NEOS,exマルコシアスバンプ)と共演させてもらった時は臨時のメンバーだったんですが、それから始まって今はもうルックスも揃ってきたし(笑)、メンバーもだいぶ固まってきましたね。ミルキースイートバンド、みたいな感じですね。今はバンドらしさを出していきたいなと思ってます。」 ―ところで、1度聞いてみたかったんですが、ミルキーの音楽のバックグラウンドって何ですか? 「僕はね、ジョンレノンなんですよ。グラムロックじゃなくて。ボウイもマークボランも、ミルキースイートも好きなんだけど、じゃあ1番誰が好きかって言われればジョンレノンなんですよ。というか、ジョンレノンになりたい!!(笑)」 ―もっとグラムな人がくると思ったんだけど、ちょっと意外ですね… 「そうかな。僕はね、ジョンレノンの生涯全部が好きなんですよ。1番最初に音楽を始めたきっかけがジョンレノンで、ビートルズのコピーバンドとかやってたから。で、だんだんグラムロックとかジミヘンとかの70年代ロックも好きになったんだけど、今までで「○○になりたい!」って強く思ったのは、ジョンレノンだけなんですよ。マークボランになりたいとは思ったことないし、好きなアーティストの要素を取り入れて自分を出したいっていうのはあるんだけれども、唯一ジョンだけは…『僕はジョンレノンになりたい』って思うんですよ。20年30年たって、僕、絶対『ラブアンドピース』って言ってますよ、きっと。今の時点ではね、ジョンレノンの何がいいかって、それはやっぱメロディーだから、その影響はかなり受けてるんじゃないかな…。」 ―確かにミルキースイートの曲はハードロックっぽいリフあり、歌モノありでいろんな要素はありますよね…でも、ライブの時の印象がグラムっぽいんですよね、この帽子とか・・・ 「あーシルクハットね、そろそろ卒業しようかなと思ってるんですけどね(笑)」 ―で、2年半ぶりのCDが出るんですが… 「今回は原点の『僕はメロディアスなものが好き』っていうところに戻って…題名の『トランスセクシャル・ブギー・ショー』の指すとおり、ブギーな曲あり、歌モノあり。全4曲入りです。聴かせる歌で3曲仕上がってしまったので、あとの1曲はノレる曲になってます。これまでライブでやってきた曲をCDにするのではなくて、新曲をCDで出したらどうなるんだろう、って試みでもあります。今回はとにかくメロディを聞いてほしいですね。ロックなアルバムでもないし、グラムの匂いを残しつつ今までで一番ジョンが乗り移った(笑)曲です。」 ―今後のミルキースイートはみんなからどういうふうに見られたい? 「うーん、僕はけっこうアマノジャクなんですよ。グラムだねって言われれば、いやロックだよ、ロックだねーって言われれば、いやグラムだよ。って言いたい感じなんですよね。でも最近は人ってそれぞれ違ったこと考えてるんだなーって分かるようになってきて。だから、いろんな人に聴いてみてほしい。嫌われても良いから、いろんな人に知ってもらいたいって感じです。」
最後にミルキーが「コレ絶対入れてほしいんですけど!」って言ってた新曲の歌詞から一節。 |
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