NEW FACE
hibiki

hibiki

今月のNEWFACEはhibiki。三好裕一朗(Vo.&G.)、松岡直哉(G.)、神谷渉(Ba.)、越後征紀(Dr.)の4人からなるこのバンドはメンバーそれぞれ今までもバンドをやってきたので、厳密に言えば新人ではないのだけど、その不思議な語感のバンド名といい、初めてメインボーカルをとる三好とバックを固める3人からは何かを変えて行こうとする強い力を感じる。バンドのキーパーソンである三好松岡に話を聞いてみた。

−hibikiってバンド名はどういう意味なんですか?

三好:バンド名つけようってなった時にみんなの意見として共通してたのが、短くて、日本語の響きで、覚えやすいってところだったんですよ。それで、僕が高校の頃から暖めてたhibikiって名前があって。やっぱりバンドをやってる身としては、ライヴで僕らが音を発信して、観客が共鳴して血湧き肉踊るようなライヴをすることが理想じゃないですか? バンド名からも共鳴するような感じを出したいなって思ってつけました。僕らの目指したいライヴとバンド名が一致する感じですね。

−ではこのメンバーが今回集まった経緯を教えてください。

三好:そうですね、前やってたバンド(CASTAWAY)が解散するってなって、僕はとりあえず自分が歌っていくバンドをやろうって事だけ決めてたんですよ。曲も詞も僕が作ってたんで、そのメッセージを一番伝えられるのは自分だなって思ったので。だから最初はこの面子でやるとは思ってなかったんですよ。そしたら彼ら(Ba.神谷、Dr.越後)から、熱い手紙とかもらって(笑)。

−手紙(笑)

三好:そう、手紙(笑)。お前と一緒に俺はやりたいぞ、と。

−うわー夕日のグランドとかが目に浮かんじゃったなー(笑)

三好:そうっすね、体育会系っすね(笑)
松岡:そこにたまたま僕がいて、「俺もやりたいぞ」と言い出して。
三好:こいつ、就職決まってたのに蹴っちゃって。

−うわ。また熱い(笑)。

三好:最初は俺も止めたんですよ。ちょっと待て、と。割と大企業だったし・・・。
松岡:はい。そうだったんですけど・・・
三好:そしたらこいつ半泣きになっちゃって(笑)、
松岡:(笑)
三好:「俺はそれでも一緒にやりてーんだ」って言ってきて。そこまで熱くなられたらもう「こっち来い!」みたいな。

−なんかホントに昔のスポ根漫画みたいだなあ(笑)。

三好:まあ、俺もそうゆうの好きなんで、このノリも大切にしていきたいな、とも思いますね。

−では、hibikiの初ライヴが5月6日のell.FITSALLでのライヴになるんですが、それに向けての準備は順調ですか?

松岡:もう、必死こいてます。
三好:毎日がバンドオンリーですね。でもすごく充実してます。一個一個目標はクリアしていきたいんで。CDもその日に発売しますし。

−お、レコーディングも平行してやってるんですね?

三好:はい、2曲入り500円で発売します。

−ではまず初ライヴ、初音源ですね。それを踏まえた上でのバンドの目標とか教えてください。

松岡:世界を変えたいですね。例えば、戦争が終わるとか。僕が一番魅力を感じるエンターテイメントがロックミュージックだし、憧れているのがロックバンドなので、そこから発信した曲だったりメッセージが人に伝わって、どんどんあたらしい連鎖を生んだりしていって、そんな中で、「もう鉄砲なんてやめて楽器持とうぜ!」ってなって欲しいなって。
三好:「全ての銃を楽器に」みたいな。

−うーん大きくきたねえ。

松岡:例えば去年自分が聞いたCDの中でいいなって思ったものの中に曽我部恵一さんの「STRAWBERRY」ってのがあったんですけど、そのアルバムの底の方にラヴ&ピースが感じられたんですよ。そうゆうモノを音楽で発信できるってのは素晴らしい事だなって思います。自分もバンドでそうゆう事がやりたいなって思います。
三好:そのためにも目の前の事を一つ一つクリアしていきたいですね。音楽的な技術だったり知識だったりももちろん伸ばしていきたいとは思ってますけど、hibikiは僕ら4人っていうフィルター通して音楽をやっているわけだから、僕らが人間的に成長しないと音楽も良くなるはずがないって思うんですよ。そんな僕らの音楽を聴いた人がちょっとでも幸せになってくれれば満足ですね。


インフォメーション
  6月8日(水) @ell.FITSALL
8823#3

with ももいろハニー、OCTOPUS、D'Soul Creation、photograph
open18:00 start18:30
前売\2000 当日\2500(without drink)
Ticket Now on Sale!!
 

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