Stereo Fabrication of Youth vs 自由人 とにかくうれしい!

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Stereo Fabrication of Youthと自由人。名古屋を代表するバンドによる2マンがついに開催!ありそうでなかったこの組み合わせ。それだけに内容が気になる。という訳で、ステファブの江口さんと自由人の五郎川さんに対談をしてもらったのだが……。

―実は対談って去年もやってるんですよね?

五郎川:「やった」

江口:「何でやったんだっけ?」

五郎川:「僕のイベント」

江口:「そうか。一年前に五郎のレコ発があって、12月3日だよね。忘れもしない。僕らのベースが抜けて、初のライブだったんですよ。一年前はベースが抜けてて、今回はドラムも抜けてて。お、1年経って半分になりました。来年は俺のソロかもしれない(笑)」

―早速そんなこと言わないで下さいよ(笑)というか、江口さん最近貫禄ついてきました?

江口:「(自信満々で)俺、開眼しちゃったからね」

五郎川:「開眼?」

江口:「いろいろなことがやっと見えた。毎年毎年、いろんなことが見えてきてるけど。なんか、五郎悩んでない?」

五郎川:「う〜ん、、、そりゃ人間悩みますよ」

江口:「悩んでない時があるとダサいからやめた方がいいんだけど。でも、悩んだ後には必ずモヤが晴れないと」

五郎川:「まあ、勝算が見えてるので」

―勝算?

五郎川:「ステファブと一緒だとは言わせないぞ!(笑)」

江口:「え、でもさワンマン終わった後に、○×○って言ってたじゃん」

五郎川:「いいっすわ、リアルな話は(笑)これオオスプレスっすよ」

江口:「(声高に)オオスプレスだからいんだよ!」

―いいかもしれないけど…

五郎川:「だめっすよ!」

江口:「オオスプレスだから、より皆に僕らは嘘をつきませんって言い続ける必要があるんだよ」

五郎川:「ちょ、ちょ、ちょ、違うって(笑)江口さんねえ、そういうとこ変に正直すぎる」

江口:「ああ…」

五郎川:「そういうとこありますよね?」

江口:「あるね。正直に言うから皆慌てるんだよね(笑)エーーーッ!って(笑)」

五郎川:「そうそうそう(笑)」

江口:「ステージ上で泣き出したりとかするから(笑)俺違っとった?エーーーッ!みたいな(笑)」

―(笑)妙なテンションで盛り上がってますが…。真面目な話、今度の2マンはどうなりそうですか?

五郎川:「僕はもう単純に対マンをお客さんが見てるみたいな、イメージはありますね。まだ、自由人ってバンド自体がエンタメ系っていうよりバンド対バンドっていう、音楽に対して戦ってるっていう面のほうが多分強い。あ、ステファブと2マンか、ステファブとタイマンかあ・・みたいな感じですね」

江口:「だったら、俺ら自由人の曲、2曲位やっちゃうよ」

五郎川:「やらなくっていいすって(笑)」

江口:「俺が思うのは、五郎ちゃんの捕らえてる音楽っていうのは発信するとこまでなんじゃない?きっと」

五郎川:「売るとかにはつながってないすね」

江口:「売るとかは…言葉がちょっと、汚い!売るとか僕はそんな言葉嫌いだな(笑)」

―一同(笑)

江口:「音の考え方と一緒で、反射して初めて音楽。人にあたって初めて音楽。人から返ってきて初めて音楽。自分から出しただけだったら音も一緒じゃんね。音楽は人がいて、そこに投げて跳ねかえってきて初めて意味があるわけ。だから、今回もお客さんにとってどうかって考えるのも大事かなって。それは当然、自分がやりたいことをやるっていうのが一番だよ。一番なんだけど、自由人とステファブがやってさ、一番喜ぶのは自由人のお客さんであり、ステファブのお客さんだと思うんだって。余計な対バンいないんだもん。2つとも見て帰ろう、っていうだけじゃん」

五郎川:「まあ、そうすっね」

江口:「せっかくなら、マジそんなのも見れるのー!っていうことをやってもいいんじゃないかなって。当然、僕がやりたいことをやることも大事だし、和田っていうパートナーがいることによって編み出される楽曲の数々を表現することも大事だと思うんだけど、それだけだったら家に籠もって二人でやってればいいじゃんって思ってるから。人前に出てライブをやるってことはもっと尊いかなって」

―では、最後に読者の方にメッセージをお願いします。

江口:「自由人とやれてすごいうれしいです。一年前に五郎が誘ってくれて、それもうれしかったけど、今回は2マンということで、お互いにもっと時間を長くとれるし、お互いに見れるし。そういう意味でもお互いにとって、いい時間でありたいし、お客さんにとってもそれはいい時間であってほしいなと思うんで。今年最高のね、クリスマスプレゼントを!みんなに用意してるぜ!!!」

五郎川:「俺もまあ、一緒っすねえ…」

江口:「その締め、去年もそうだったぞ」

五郎川:「もういいっですって!(笑)先輩と一緒にやれるってのはうれしいんで、がんばります」

僕らELLスタッフも単純に楽しみなのが、今回の2マン。語られた言葉の多くがここには書けない内容だったけれど、彼らも12/21のタイマンを楽しみにしているのが伝わってくる対談だった。それに、江口さんは12月のライブを機に波を起こすと言ってくれた。「お客さんは何よりも大切」だとも。そして、自由人は来年のリリースに向けて着々と進んでいる。ステファブも自由人もきっと12月のライブで一皮、いや二皮でも三皮でもむけて、変化を遂げていくはず!その過程を温かく見守ってほしい。

インフォメーション
 

12月21日(水)@ell.FITSALL
HYBRID
自由人/Stereo Fabrication of Youth

open18:30 start19:00
前売\2300 当日\2800(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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