近藤智洋×After the Gold-Rush ライブをやるのが好きだからね。

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2005年7月30日、フジロックフェスティバルでのライブが最後のステージになったPEALOUT。しかし間髪をいれずにヴォーカル近藤智洋は動き出した。以後、ソロとしてフットワークが軽くなった彼は怒涛のライブラッシュでその存在を知らしめてきた。そんな近藤智洋が12/4、バンドバージョンでell.FITS ALLに登場してくれる。今回は、この日の対バンの発端ともなったAfter the Gold-Rushのヒビヤスシが近藤智洋に電話インタビューを試みた。

ヒビヤスシ(以下、ヒビ):「初めまして。アフターザゴールドラッシュのヒビヤスシです。よろしくお願いします。」

近藤智洋(以下、近藤):「お願いします。」

ヒビ:「アルバム(1stソロアルバム『近藤智洋』)聴かせて貰いました。良いっすわ〜。9曲目の『BANBINO STEP』が最高です。あれは新しいですよ。パーカッションの使い方がね、もう、なるほどな〜って感じで。」

近藤:「ありがとうございます。12月もバンド編成で行くんですけど、ライブでもあの曲が一番盛り上がるっていうか。CDヴァージョンではあれけっこう短めにしてるんですけど、ライブん時はドラムソロ、パーカッションが延々続く感じで。」

ヒビ:「うわっ、楽しそうだぁ。」

近藤:「うん。凄い良い感じだよ。」

ヒビ:「あと、1曲目の『静かな世界へ』なんですけど。ソロの一枚目の1曲目のタイトルが『静かな世界へ』っていうのがね、もう相当イカしてるなと。まぁ、僕が色々言うだけ野暮っちゃー野暮なんですけど・・・。」

近藤:「ふふふ。うん、ちょうどバンドのキャリアが終わって、そっからの一枚目って事で。まぁ、なんだろな、根本は変わらないんだけど、音楽的なやりたい方向性ってのが明確にあったので、それを打ち出したいなぁと思って。あの曲が一番、世界観が出てるかなぁと。」

ヒビ:「うんうんうん。そっかー。良い感じだなぁ。僕も、2年前からソロになって、サポートつけてやってるんですけど、バンドからソロになってみてどうですか??」

近藤:「そうですね。今ライブ自体はバンドでやるのと、一人でやるのとあって。基本的にバンドでやるのは月一回くらいで、残りは一人でやってるんですね。まぁバンドの良さもあるし、一人の良さもけっこうあるんだけど、今は音源も出したし、色んな所を廻りたいってのがやっぱりあるんですね。行った事ない所も含めて。そうゆう意味では一人なんで、動きやすいってのはあるかなぁ。」

ヒビ:「フットワークは軽くなりますよね。」

近藤:「そう。だからアコギ一本抱えて、どこでも行こうと思えば行けるので。今年ライブがね、一年間で120本くらい・・・。」

ヒビ:「うおっほー!!凄ぇー!!PEALOUTの時より全然多いですよね??」

近藤:「うん。バンドで一番やった時が、70本くらいだったから。」

ヒビ:「あのー、PEALOUTの解散があって、直ぐに動き出したイメージがあるんですね。ライブも沢山やってらっしゃるし。凄い音楽がやりたいんだなぁ〜ってのが伝わって来るんですけど、その辺どうですか??」

近藤:「うんうんうん。ソロはバンドやってる時から並行してやってるんですけど、バンド解散した時に、音源を作るってのがまず頭の中にあって。まぁ音源は解散して一年くらいなんだけど、動きは止めたくなかったので。で、基本的にライブをやっていたいというか、ライブをやるのが好きだからね。」

ヒビ:「資料見たら、小井出ヒサシ君が参加してるみたいで。彼は昔よくELLに出てたんですよね。一緒に野外ライブやったりとか。」

近藤:「そうそう。ジェリーリー(JERRY LEE PHANTOM、現THE BEACHES)の。ふふふ。テレビ塔のやつ??」

ヒビ:「そうです。そうです。はははは。懐かしい!!」

近藤:「基本的にバンドソロの方はちょっとずつ人が増えてった感じで・・・。元々一人で演ってて。で、途中からドラムの城戸君と二人で演り出して、その一年後くらいにベースの子と知り合って、そこでベーシスト入れて。で、去年ピロ君っていうパーカッションの子が入って四人で演り出して・・・。で、そん時エレキ(ギター)はいなくって。でもまぁ、無理に入れる必要はないと思ったから、その四人で演ってて。レコーディングの時どうしようかなって時に、誰とか決めずに好きな人に弾いて貰おうかなと思って。そしたら、花田(裕之)さんだったり、山口(洋)さんだったり、ヤマジ(カズヒデ)君だったり、ヒサシ君が頭ん中に浮かんできて・・・。」

ヒビ:「これは僕も好きなギタリストばっかりですね。で、凄い皆自分の色も出てるし・・・。」

近藤:「そうそう。これは結果的に気付いた事なんだけど、その四人のギタリストってのは皆バンドをやっていて。で、バンドのメインのボーカリストっていうか。だから俺はその、歌ってる人のギターが好きなのかなって。」

ヒビ:「あー、なるほどなー。前、何かのインタビューでカバーをよく演るっておっしゃってて。最近も演ってますか??」

近藤:「うん、そうね。ヒサシ君の曲も演るし。」

ヒビ:「あー、噂では聞いてます。」

近藤:「全然踊れない『THIS BORING ROCK』を。」

ヒビ:「ぶはははは。僕もカバー大好きで。外国の好きなバンドも演れば、友達のバンドの曲も演るんですけど。」

近藤:「どっちかって言うと、カバーする時って、有名な人の曲を演るっていうよりも、例えば対バンをして、知り合った人の曲がめっちゃくちゃ良くてとかね。あーこれを歌いたいなーと思ったら、直ぐに演っちゃう。(笑)」

ヒビ:「ふははは。うんうん。」

近藤:「普通に演っても、これ誰の曲?って皆知らなかったりするんだけど、ライブでそうゆう曲に凄く反応してくれたりするから。何かそういった意味でね、良い曲が俺を通じてまた、色んな人に聴いて貰えれば良いなぁと思って。」

ヒビ:「本当そうですよね。ていうか、普通に演りたくなるし。わっかりましたー。12月よろしくお願いしますね!!」

近藤:「是非是非、こちらこそ!! 一ヶ月後だね。最近ね、ギターも入って5人編成になったんですよ。山田貴己君っていうAUTUMN STONEっていうバンドやってた子なんだけど。名古屋もその編成で行きますから!!」

ヒビ:「おー!!楽しみだなぁ。パー・カッ・ション。パー・カッ・ション。」

今回、Drumsに城戸紘志(YUDA)、Bass工藤佳子、Percussionピロ、E.guitar山田貴己という強力なバンドを引き連れてのステージとなる。対バンにはAfter the Gold-Rushの他に松崎ナオ、ゆめふらしというこれまた個性豊かなメンツが出揃った。12/4!ell.FITS ALL!みなさんお待ちしてますよ〜。

インフォメーション
 

12月4日(月)@ell.FITSALL
After the Gold-Rush/近藤智洋(ex.PEALOUT)/松崎ナオ/ゆめふらし

open18:30 start19:00
前売\2500 当日\3000(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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