5/19、FUZZY CONTROLの3rdアルバム『FUZZY CONTROL』が発売される。3ピースのロックバンドとして最高の技術と最高のソウルを持ったこのバンドが満を持してセルフタイトルを付けたこのアルバムはファジコンにとっての第2章の幕開けを感じさせる素晴らしい出来になっている。更にリリース後、6/15にはell.FITSALLで名古屋では久々のワンマンライブも決まっているとなれば聞きたい事も山積みだ!という訳でボーカルギターのJUON君に緊急インタビューを試みた!! ―ニューアルバム,その名も『FUZZY CONTROL』をリリースされるわけですが、昨年リリースの『鼓動』以降の流れの曲が多いですね。JUON君の歌が中心になっている感じで。 JUON:そうですね、レコーディングした時にボーカルを上げて聴いてみると、ギター、ベース、ドラムのアンサンブルがもっと良く聞こえたりしたんですよ。楽器のフレーズを邪魔するのかなって思ってたんだけど。あと、歌詞の内容をちゃんと伝えたいっていうのもあるし。今回セルフプロデュースになって自分の歌いたいように歌えたかなっていうのがあって・・・。でもそれは今まで色んなプロデューサーと色んな仕事をしてきた事を踏まえたからこそ、そこには自然に基礎がついていて、今回セルフプロデュースしたことによって、気持ち的には凄く自由な感じなんです。だからこそ、歌をもっと伝えたいっていうのが今回は大きいですね。 ―ファジコンっていうと、最初の衝撃で、「なんじゃこいつらは??」っていう、楽器が目茶苦茶上手くて。そこが強すぎた部分があったんですけど、去年あたりから、もっと歌を聴いて欲しいっていう姿がみえるようになってきて、今回のアルバムにつながっている感じですね。音の面でいくと、今のファジコンが目指しているものはどういったものですか? JUON:前の自分たちに比べてすごく「いい音」を作れてきているんですよ。「いい音」って人それぞれ違うと思うんですけど・・・、自分で想像した「いい音」ってのをちゃんと音に出せているんですよ。それはファジコン3人ともが出来ていると思います。 ―14曲っていうと結構なボリュームですけど、レコーディングはスムーズにいきましたか? JUON:結構タイトな部分もあって1日に5曲分歌を録ったりとかしましたね。 ―(笑)でもイメージからするとファジコンってあんなに楽器が上手ければレコーディングも早そうだなって思っちゃいますけど。 JUON:そうですね、一発録りで一気に録ってっていうイメージがあるとは思うんですけど、やっぱりアルバムを作るにあたってこだわりたい部分があって、ゆっくりやっていくのも大事だなって。 ―今ってレコーディングの技術も凄いからあんまり楽器を弾けなくても作品が作れちゃったりするんですけど、ファジコンには「楽器を弾くっていうのは本当に楽しくて、カッコイイんだ」っていうのを見せてくれるバンドであって欲しいんですよ。 JUON:自分たちでもこの頃それを気づいてきてて、「俺らみたいなバンドが絶対いなきゃダメだな」って。 ―ファジコンを観て、楽器を始めました、とかね。そういう初期衝動につながるバンドって今なかなかいないのでこの道を突き進んで欲しいですね。さて、ワンマンツアー「お久しぶりね、貴方に逢うなんて…デケェ氣を持った猪達」という相変わらずのツアータイトルが・・・(笑) JUON:すいません、長いっていつも怒られます(笑)久々のワンマンツアーなんですけど、今まで、リリースしてその後にすぐツアーとかっていうタイミングでやった事が少なかったんですよ。だからアルバム出して、聴いてくれて、1ヶ月後ライブだ、もちろん行くよね?っていうような、俺らもお客さんもアツい状態でのライブなら奇跡とか色んなものが生まれる気がするんですよ。あともう一つは、今回のアルバムっていうのが曲調とかも自分たちの中でも新しいとこを切り開けたなって思っているので、いつもとはまたちょっと違ったライブを出来るかなって思ってます。いい意味で肩の力を抜いて聴ける曲もあるから、人それぞれが違ったノリ方でもいいし・・・ビール片手に「イエーイ!!」ってやれる曲もあるし。だからまたちょっと違ったライブの表現も出来るんじゃないかな、面白い事が出来そうだなっていう期待が自分たちにもありますね。アルバムのタイトルも『FUZZY CONTROL』だし、ここからがまたスタートだと思ってるし。思い切って出来る状況が整ったって感じですね。 ―楽しみにしております。ところでファジコンの男子2人といえば筋トレをいつもしているイメージがあるんですが、そんなに鍛えてどうするんですか? JUON:いやいやいやいやいや、今の日本は筋トレしなさ過ぎですよ(笑)あのー色んな筋トレマシンがあるじゃないですか?あれがあるから大丈夫だって思ってるから気合がなくなってダメなんですよ。そういうのは却下です。あれでは本当に鍛えたいところが鍛えれないんですよ・・・心? ―いい話になってきましたね(笑) JUON:真面目に言ってますよ。「心(笑)」って書かないでくださいよ(笑) ―(笑)大丈夫です。それでは名古屋でワンマンを待っているファンと、まだ見ぬ新しいファンにメッセージをお願いします。 JUON:僕等は毎回毎回名古屋でライブをやれるっていう事を楽しみにしてるし、今までもこれからもすごくみんなに感謝をしているので、今度のワンマンで100あったらその10%でもお返しができたらいいなと思いますので・・・ ―あ、小出しにするんですか?(笑) JUON:いやいやいや違いますよ(笑)100%お返ししたいんですけど、そう簡単には出来ないので、あとの90%はこれからもまだまだ俺らはやっていくよって事ですよ。あ、あと、「愛してるよ」「愛サイコー!!!」これははずせないですね。 |
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