ell.KNOT特集

12/27(土)より、豊橋市にオープンするell.KNOT。これまでホームページで少しずつ情報を出してきましたが、この場を借りてもう少し詳しく掘り下げていこうと、ell.KNOTの代表、堤さんと尾藤さんに、今まで不透明だったell.KNOTの裏側、そして、十数年振りの豊橋駅前のライブハウスという事に関する思いなどなど、インタビューをしました。

―それではまず、ell.KNOTを中心となって切り盛りしていくお2人の自己紹介からお願いします。

尾藤:「地元豊橋を拠点にもうかれこれ15年ぐらい音楽・バンド活動してるROCKバカです(笑)」

堤:「同じく豊橋を拠点に名古屋、東京、大阪を中心に活動しているバンドマンです。旧エル時代から数えると、かれこれ10年以上エルでお世話になっています。びーちゃん(尾藤)とも、もう古い付き合いで、対バンもしょっちゅうするし、プライベートでも仲良しで、僕としてはタッグを組む上で最高のパートナーだと自負しております(笑)」

―今まで僕とお2人は、店の人間とバンドの方という関係だったのが、ここ最近で急激に距離感が縮まって・・・実はちょっと戸惑っているんですけど(笑)今まで出演側に立っていたお2人が、ライブハウスを始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

尾藤:「単純に豊橋の音楽シーンに新たな風を…と思って。I LOVE 0532ってことです。」

堤:「豊橋でのライブ環境があまり良いものではなくて…。結局、主要都市に行かないと、サイクルでバンド活動をするのも、なかなか難しいなって感じていたんです。だから単純に『自分達やその仲間が思う存分活動出来るライブハウスが地元の駅前に欲しい。』っていうのが最初の動機で、すね。

―非常にバンドマンらしい動機で安心しました(笑)うちのオーナーも、『自分達がライブできる場所を・・・』っていうのが、エルを始めたきっかけですからね。豊橋という、業界として未開の地を選んだのは必然だったわけですね?

尾藤:「やっぱり豊橋が大好きだから。ね?」

堤:「うん。僕等の地元だし、その街が好きな人間がやらないと意味がないと思うし。地元にホームグラウンドがないっていうのは、ホームがあるバンドに比べるとやっぱり相当なハンディだと思うんですよね。自分が味わって来た、そういう苦い思いというか…不便な環境を、これからの若い世代のバンドマンに残しちゃいけないっていう思いもあって。「道を切り拓く」っていうと偉そうですけど、なにか自分に出来ることがあるとすれば、全国に発信していける可能性のある若いミュージシャンに、より活動しやすい環境を作ってあげることかな、と思いまして。」

―ところで、ell.KNOTという名前には、どの様な思いが込められているのでしょうか?

堤:「何百と候補を挙げてく中で、平野さん(エルオーナー)が船舶用語みたいなのを色々と教えてくれて。その中で『KNOT(船の速度、結び目etc)はどう?』っていう案が出まして。豊橋には港もあるし、名古屋と豊橋を結ぶ結び目になれればいいな、ってことで、ell.KNOTに決めました。『エルなんだけどエルじゃないよ、みたいなニュアンスもギャグだよね〜』なんて、平野さんと3人で笑ってましたね(笑)」

―今の段階で(インタビュー日は12/1)お答えいただくのは難しいかもしれませんが、どんなハコに仕上がりそうですか?

堤:「わかりやすく言うと…SIZEとFITS ALLの中間みたいな。平野さんの31年分のノウハウと、僕等2人の現役バンドマンからの視点でも色々な意見も取り入れてもらっているので、かなり良いハコになりそうです!! 音・照明・導線・ステージの見易さ等の部分は、ちゃんとエルから継承されてるし。何よりも駅から近くて、楽器の搬入も楽!そして楽屋が広くてキレイ!・・・になる予定です(笑)」

―それでは最後に、このオオスプレスが配布される頃にはオープンまで2週間をきっていますが、お2人の意気込み、ell.KNOTのPRなどをお願いします。

尾藤:「豊橋という街は未知数です。限りの無い可能性に満ち溢れた街です。そして、バンドマンもお客さんもとにかくアツイ!!!音にはハングリーだし、生活にバンドが溶け込んでる人が多いって僕は思います。皆さん、是非豊橋のシーンにご参加下さい!」

堤:「全国には「豊橋」という地名を言っても、まだまだ知らない・わからない人だらけだと思いますが、位置的には日本の中心だし…東名阪でツアーに回ってるようなバンドも、つい寄りたくなるような・・・ell.KNOTというフィルターを通して、音楽を軸に豊橋を盛り上げていけたらいいな、と思います。豊橋のバンドも、どんどん名古屋に、そして全国に羽ばたいていけるように、尾藤君とタッグを組んで面白いことを、どんどんやって行こうと思うので、みなさん、どうぞ応援よろしくお願いします!」

エル31年間のノウハウを礎に、豊橋という新たな地で”エルであり、エルではない”ライブハウスをオープンさせる2人。ほんっとに久しぶりに豊橋にオープンするライブハウスということで、そのプレッシャーに潰されそうになっているのではないか・・・と不安もありましたが、彼らの言葉には希望と期待という、ポジティブなもので埋め尽くされていました。ライブハウス側からの視点、そしてバンド側からの視点の合わせ持つell.KNOT!末永く宜しくお願いします。そして、ご期待下さい!!

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〒440-0888 豊橋市駅前大通1-7-1-2 TEL:0532-57-3655
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