今年はTheキャンプにとって間違いなく飛躍の年だ。様々なニュースがある中でも特に、あの有名なフェス『ライジングサンロックフェスティバル』に出演したことは大きな経験になったであろう。そこで様々なものを吸収し、今年の締めくくりとしてレコ発ワンマンを行う。Ba.ヨウヘイコバヤシ、Gt.りゅうし、新加入のDr.岡田和八の3人に、インタビューを決行しました。
―キャンプはいま、どれぐらい活動してるんだっけ? ヨウヘイコバヤシ「結成が2007年なので、4年目に入りました。」 ―キャンプの音楽から、ファンクとかソウルとか、いわゆるブラックミュージックの要素を感じるんだけど、当時この若さでそういう音楽やってる地元バンドってのが、結構新鮮だったんだよ。どうしてこういう音楽をやろうと思ったの?
ヨウヘイコバヤシ「個人的にファンクとかソウルが好きってのはあると思うんですけど、ストレートなJ-ROCKやJ-POPをやって、「〇〇みたいだね」って言われたくなかったんですよ。そういう例えを明確に出されちゃうと勝ち目がないな、って思いまして。比較対照がいないフィールドで活動すれば楽かなーって思ってたんですけど・・・逆に険しかったかもしれないと最近感じてまして(笑)」 りゅうし「一生懸命耕して、栄養をやるところから始めないといけなかったね(笑)」 ―1回、ボーカルのいとうくんをベタ褒めしたことがあってさ。彼はすっごく良いボーカルだよね。俺の中では、ドリカムの吉田美和さんか、いとうくんかってぐらい思ってる(笑) 独特のグルーヴ感を持ってるよね。りゅうしは出会った時たしか17歳だったよね?その年代が好むプレイスタイルじゃなかったから、どんな音楽に影響受けてきたのか気になってたんだよ。 りゅうし「バンドやりたい!って思ったキッカケはミッシェルだったんですよ。でも、それほどコピーとかしたわけじゃなくって、ブルースとかヒップホップ、ロックンロールを好んで聴いてました。」 ―相方のジャッキーはどうなの? ヨウヘイコバヤシ「たぶん入り口は、メロコアだと思うんですよね。」 りゅうし「かと思えば、急にレッチリ弾きだす時もあるし、ジミヘン弾き始める時もあるし・・・彼が一番ナゾなんですよねー。未だに解んない。」 ―さて、11月よりサポートから新メンバーとなったオカエモンこと岡田くんは、音楽を始めるキッカケってなんだったの? 岡田和八「両親がバンドをやってたんです。どうやらイカ天に出てたらしいんですよ。東海地区大会で優勝したらしいです。」 ―すごいじゃん!! 岡田和八「”原子力デブ”って曲をやってたみたいです(笑)」 ヨウヘイコバヤシ「”原子力デブ”(笑) りゅうし「すっげーいいじゃん、それ(笑) ―カバーでもしてみたら?(笑) 岡田和八「キャンプ向きだと思いますよ(笑) それで、小さい時からライブによく連れて行かれたりしてましたし、家ではおもちゃのドラムで遊んでたらしいです。」 ―すごく良いバランスで、みんなのバックボーンがキャンプの音に出てると思う。おもしろいのが、基調はブラックミュージックを思わせるのに、ソウルとかが好きで見に来てるお客さんは、たぶんほとんどいないんだろうな、ってとこ。新しい解釈で音楽を届けられてるんだろうと思うよ。 ヨウヘイコバヤシ「そう言ってもらえると嬉しいです。」 ―そんなキャンプが、12/18(土)に新しい音源とライブを一緒に届けてくれるということで。その新譜には、どんな曲が入るの? ヨウヘイコバヤシ「ライブでお馴染みの曲から、最近ライブでやり始めた曲、ワンマンで初披露する曲も1曲あって、全8曲のミニアルバムになります。ジャケットは、今回初めてメンバーではなく、漫画家のルノアール兄弟さんに書き下ろしていただきました。」 ―ちなみにワンマンで初披露の曲はどの曲? ヨウヘイコバヤシ「5曲目の『舟、山を上る』って曲です。いとうくんの曲なんで、ふつーに良い曲ですよ! 今回のレコーディングは結構大変で、みんなほんと苦労したんですよ。それの影響なのか、今回のいとうくんの曲は、マイナスからプラスへ向かう内容が多いよね?」 りゅうし「うん、なんかありきたりな表現になってしまいますが・・・深いんですよ。デモを聴いた瞬間から、いとうくんの持つ色んな考えを感じることができて、単純にすごい人だな、って見方になりましたね。まぁ2分ぐらいでしたけど(笑)」 ―今年はシャビーボーイズ/CRAZY興業/Theキャンプの3マンもやったし、何よりもライジングサンのステージに立ったもんね。とても良い経験もして、今回のワンマンで成長したキャンプが見れるかと、すごい楽しみだな。今年の経験で学んだことってどんなことがある? ヨウヘイコバヤシ「僕個人はプライベートでライブを見に行くってことがほとんどないんですけど、今年は対バンしたバンドやライジングサンで見たバンド、あとこの間、聖飢魔Uさんのライブを見に行ったんです。そこでエンターテイメント性の重要さを実感しました。好きなバンドでも、2時間とか見るのがツラいと感じることもあると思うんです。演奏だけではないエンターテイメント性ってのを盛り込んでいけたらな、と思ってます。」 りゅうし「ワンマンだからできる、普段ではできないこと、ひっそりと温めていたネタ、久しぶりにやる曲、キャンプだけを見に来てくれるお客さんの前だからこそやれることを、たくさん盛り込んでいきたいと思ってます。来てくれてみんなが楽しい気分で1日を終えれるように。」 ―アルバムタイトルの『フェスティバル』も、キャンプってバンドを表すにはピッタリな言葉だよね。 ヨウヘイコバヤシ「このタイトルにしたのも、色んなところから引っ張ってきた言葉なんですよ。曲の統一性のないところとか、メンバーの趣向がバラバラなところとか、単純にロックフェスティバルに参加してるような感覚になるところとか。」 ―キャンプのライブが入ってると、すごくワクワクするんだよね。正にライブの当日に発売だったよね? ヨウヘイコバヤシ「そうです!この日に買っていただいた方には、購入特典があります!」 ―お、そうなんだ。それは是非、ライブに来てもらって買って欲しいね! それじゃあ最後に、リーダーのコバヤシくんにバシっと締めてもらいましょう! ヨウヘイコバヤシ「えー・・・メリークリスマス!!!」 りゅうし「はい、ありがとうございましたー(笑)」 岡田和八「いい感じでハードル飛び越えましたね(笑)」 |
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Theキャンプの次回ライブは・・・ |
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