<待望のデビュー THE JERRY LEE PHANTOM>
無茶苦茶暴れているのにわけもわからず突っ走っている、という感じではなくてかなり確信犯。この怪物の前に道はない。だが怪物の後には綺麗な花が咲いている。 そんな怪物の新作が良くないわけがない。相変わらず、どぎつい異彩を放つ楽曲群は破壊と再生、不安と希望、そんな相反する両極端なものを一緒くたにして、ゆっくりと確実に視野を広げて行く。どう聴いても何回聴いてもただカッコいいだけ。 8月21日にマキシシングル、9月19日にアルバムでメジャーデビューするザ・ジェリーリーファントムのボーカル・ひさしに今の心境を聞いてみた。 −レコーディングを終えての心境は? 「何もないな(笑)。とにかく空っぽになっちゃったかんじ。」 −どういった内容の作品になってるんですか? 「今やろうとしたことはすごいやれた。良い曲が8曲入っているアルバムってかんじ。あとあれだな、今の心境とかが素直に出たアルバムだと思う。すげえ不安でもありつつ、やってやるんだっていうのもありつつ、そういうぐちゃっとした、今の俺、っていうか、今のジェリーリーファントムが今年作って今年出すアルバムってかんじはすごいしてる。」 −前作と変わったところはありますか? すべてが違うね。全然あの延長線上にはない。録り方から全然違うし、雰囲気も違うし、おんなじ奴らが演奏してるくらいの共通点しかないな。ただ、今、カッコいいと思えてることをやっただけ。今の俺らがやろうとしたことと、あの時の俺らがやろうとしたことじゃ全然違うっていうのが大きいと思う。」 −今作でメジャーデビューということなんですが、それに対しての意気込みはありますか? メジャーだから意気込むっていうよりは、俺ら昔から超意気込んでたからさあ(笑)、見る奴すべてをあっと言わせてやるんだっつう気で昔からやってたから、メジャーになって意気込むわけではない。」 −昔から見てる人達にとっては、これからもっと多くの人達を巻き込んでいって面白くなるなっていうワクワクした気持ちがあると思うんですけど。 俺もそれはすごいあるよ。俺は昔から多くの人に好かれる曲を書くんだっていう気でやってたから、やっとこういう状況になってたくさんの人に聴かれるチャンスが増えてくるってことには俺もすごいワクワクしてるし、ものすごく緊張もしてる(笑)。」 −東京のライブとかでのお客さんの反応はどうですか? 一回やればなんらかの反応はある。そこで百人見てたとしたらさ、絶対何人かには何かを感じさせるバンドだと思うし、実際リアクションもある。今、そういうドキドキ感がすごいある。」 −初めて見る人にとっては、ジェリーリーってすごく衝撃が大きいと思うんですよ。なんか『何これ?』っていう。 そうだよね、まさに『何これ』だよね(笑)。今の活動全てに於いて、例えばイベントとかに出て、『こいつら何これ』って異物感を残せればそのライブは成功だと思ってんだけど。まあねえ普通にやってもなんか浮くのよ、とにかく。何か変だもん(笑)。曲がおかしいんだもん(笑)。」 −8月20日にELLにて無料でマキシシングル先行発売ライブがあるそうですが。
−最後にメッセージをお願いします。 ないよ、俺は(笑)。まぁねぇ、俺はみんながどこかで生きててくれりゃあそれでいいから。またどこかで会いたいねって(笑)。」 |