ノッて唸って笑える三拍子揃ったライブは必ずあなたを虜にしている…ハズなのに…なんでみんな見に来ないんだよぉという事で、今回はザ・ゴールドバグの「飛び道具」フルーツ大王について掘り下げてみました。 私の記憶が確かならば、フルーツ大王は、元々チラシ作りのスタッフでした。その内ゴールドバグのオープニングを飾る司会をするようになり、気が付くと、ステージで新体操や白鳥の湖をセクシーに踊り、そしてある時は、ツェッペリンのロバート・プラント、クイーンのフレディー・マーキュリー、TMレボリューション、ホットスパイスのなおき等々のミュージシャンに変装し、それにとどまらず、オバQやドラムセット、訳の分からないところではナゴヤドームにまでなってお客さん、あるいは対バンの方々の失笑を買い続けています。 先程書いた様に、鉄壁な演奏と、ロック好きなら思わずニヤついてしまう曲があればもう充分なのに、なぜこんな「飛び道具」でダメ押しするのでしょう?プロデューサーでもある仲川さんにお話を聞いてみました。 −そもそもフルーツ大王がステージに上がるようになったのはなぜですか? 「マイク・ターナーという人のライブで頭に司会者がいたのよ。これいいなあと思って大王に『やる?』って聞いたら『うん』っていうのが始まり。」 一言で片付けるなら「バカバカしい」「くだらない」という言葉がピッタリのフルーツ大王。しかし「なぜこんな事を?」という視点で見ると色んな事が想像できてしまうから面白い。次回ライブではみんな知ってるアニメキャラだそう。くっだらねーと笑い飛ばすも良し、深読みしてプッと笑うも良し、そんな事は関係なく大王は、今日も調子にのって爆走中! |