honey honey 2days

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 ホント、増えたよねバンド。たぶんもっと増えるんだろうな、この先も。だから今やほぼ毎日のようにどこかのライブ会場でどこかのプロ(?)バンドがライブをやっているんだよね。しかも『うちはライブバンドです』とみんなキャッチコピーを合わせたように。みんなそう言うけれど、ただの感性の押し売りだったりして。

 エンターティナーの計り方がすでに時代遅れになっている自分は認めるけれども、いかんせんどれも同じすぎるぞ。ギターをブーストさせりゃいいってもんじゃないだろうが、ぼーっと突っ立って歌う時代はもう終わるぞ。誰にも負けないエゴは当たり前のアイテムだけど、君たちのはエゴじゃなくてただのファッションなんだよねって言いたくなっちゃうよ、ホントに。中には本物も居るけれど(うん、確かにすばらしいバンドだけは最近ようやく頭角を表わしてきた!)もー、少しうんざりしてるのも確か。所詮、人を喜ばしてナンボのこの商売、もうちょっと楽しませてよ。わるいけどハニー・ハニーはそこんとこ大きく違いますので。

 7月以降、結成以来初めての全国的ライブサーキットを多数こなしてきた我らがハニー・ハニーの総合的な評価は以下の通り。『しっかりした演奏とヴォーカル力の高さはもちろんのこと、その上観せるステージングをもこなす優れたバンド』。地味ながらもバンドキッズのハートは確実に捕らえてきているのだ!

 彼らだって時代を常に意識してライブ構成や曲作りをしているが、必ずファン心理を最優先に考えるためか、どこかに時代を無視したエンターティナー性が出てきてしまう。でも、それって時代遅れっていうのかなぁと思ったりもするし、彼らの考えるステージの原点(つまりライブは耳で聴くだけでなく目で観て体で感じるものだ)は普遍的なものであると思うわけ。要するに最近流行の方々のステージとはちょっと違うのですよ、ハニー・ハニーのライブの考え方は。

 ライブを楽曲の発表の場だと考えているバンドさんも多いと思います、別に否定はしませんが。でもだったらCDでいいじゃないか。お家でゆっくり自分のベストポジションでCDを聴けば。ライブはお金払って汗掻きにきて、アーティストと一緒の空気吸って楽しむもんだろう。それって何と生理的なことなんだろうか!だったらもっと見せる側はいやでも生理的に満足させてあげるべきだろう!

 その方法論の一番解りやすいステージをするハニー・ハニー。相変わらずアグレッシブです、楽しくさせます、めちゃくちゃアオリます。以前よりも大きく違うのは聴かせると観せるの差がはっきりしてます。ちょっと威嚇的要素が増えたところはそのうち彼らへの愛情に変わっていきます。要するに『これがライブじゃないのっ』てこと!

 どうやら、ハニー・ハニーは名古屋方面ではかなり心配されているようですが、たくさんライブやってきて笑顔売ってきた分のパワーは去年あたりとは違うぞ。おちおち全国も廻れないね、名古屋でやらないと。だからやります、2Daysやっちゃいます。CD売れたら飛びつくやどかり諸君、マスコミに踊らされないでいるという事はとても必要なことなのだよ。時代は移り変わるけど、大事な本質はそう簡単には変わらないはずだ。ファッションだけの方々は時代と共に去っていくのだから。

 12月26・27日はハニー・ハニーは愛を込めてELLの空間をあつくさせます。それでは当日会いましょう。