インタビュー![]() Zoophilia CD発売、東京でのライブ、そしてこれからを語る
「ズーフィリア」、CD発売、ワンマンライブ、東京ツアーと一年足らずで登りつめてきた彼等、Vo・Gの水谷俊介にライブ終了後、近況を語ってもらいました。 −まずはバンドの自己紹介を 「メンバーはG濱島真太郎、B岡田純明、Dr緒方達也、そんでオレの4人のバンド。バンド名は変わってるなってよく言われるんだけど、話したくない(笑)。あえて言わないようにしてる。音楽のジャンルは、ツレとかにもどんな感じのバンドやってるのって聴かれたら『ロック』って言う。オレらのライブ観て『〜みたい』『〜系』とか言う奴いるけど、アホじゃないかって。ジャンルでくくられるってことは過去にあったことのモノマネだからだよ。オレらは常に新しいものをやっていきたいし、それが『ロック』なんだと思う。 好きなミュージシャンとかバンドはいっぱいいるよ。憧れとしてね。最近CD聴いて良かったのはストレイキャッツのブライアン・セッツァーのオーケストラのやつ。もういい加減オッサンでさ、オーケストラなんだけど根本は昔と一緒なんだよね。完成されてるっていうかさ、スゲェなって思う。オレらはそういう所くらべるとさ、発展途上って言うかさ、未熟なのが魅力なんだと思うよ。」 −曲作りとかはどうやってやってるの? 「インスピレーションだよ。真太郎やオレが曲を持ってきて、バンドで膨らましていく。まずスタジオでの一発目、初めて奴が持って来た曲を聴いて集中する。なんでこいつがこんなコード進行をするのか、どんな感情がそこに入っているのか考える。後はオレはインスピレーションに従って歌をのせていく、ただそれだけ。まずイメージがはずれることはないな、なぜかこのメンバーだとさ。間違いないって感じ(笑)。」 −CD『クサリユクキ』については? 「これはいいよ(笑)。どう良いかって言うとね、うーん、オレらの求めてる『像』みたいなものが形になっているものなんだと思う。音をレコーディングのオペレーターの人と話し合いながらミックスだの加工の手段を経て形にしていくんだけど、その中に感情を封じ込めるって感覚だよね、やっぱりライブとは違うよね、ライブは『生き様』って感じでやってる(笑)。」 −ここのところとても調子がいいって感じだね。 「こないだの東京のライブ一つとってもそうなんだけど、一年間やってきて、いろんな事が具体的に形になってきてる、オレらやりたい様にただ突っ走ってきただけって感じなんだけど、結果としていろいろ形になってきてて、調子がいいと言われれば正直そうだろうと思うよ。周りの人もあれこれ協力してくれるし、助かってる。絶対頼ったりはしないけどね(笑)。メンバーみんな他人に忠告されてもひいちゃうって人間だし、他力本願にならん様に気をつけてる。まあ見える所も見えてきたって感じかな。 本来なら調子いいか悪いかってのは周りの人が決めることだでさ、オレがどうこう言葉を並べたところでなんの意味もないんだけど、とにかくライブに来てその辺確かめてよ(笑)。」 ロックが何たるか彼なりの流儀おりまぜてのバンドの近況報告、読者の方達もご理解頂けたかと思う。先へ先への新しい世界への探求心の深さは、言葉の節々にも垣間見てとれたと思うが、目つき一つ手振り一つ彼の動きに刺激がみなぎって、まるで羽化する前夜のアゲハチョウのごとし。5月27日のステージで確かめてくれ、色メガネで接するとケムにまくかもしれない、心してかかれ。 |