皆さんはライブを見て、曲を聴いて、泣きそうになったことがありますか?今回初CDを発売する「瞬間の轍」はとても感動する曲を聴かせてくれる数少ないバンドの一つです。そこでVoのしょうじさんとGtのちかさんにいろいろとお話を伺ってみました。

−どういうタイトルなんですか?

ちか「シックス フラグメンツ オブ ザ ストーリー」

−どういう意味なんですか?

ちか「シラン!(いきなりいじめられました。)クイズになっとって、応募して当たるとCDを録音したカセットがもらえる。ま、ウソだけどね。タイトルは本当だよ。」
しょうじ「フラグメンツっていうのは『断面』っていう意味。」
ちか「要は6曲入ってるんだわ。」

−メインは新曲ですか?

ちか「今までの曲ばっか。」
しょうじ「新曲も録ったんだけど、落選した。次にとっとこうかなって。」

−CDの中でお気に入りの曲は何ですか?

ちか「どれも一緒だなー。好きな曲ばっかだから。」
しょうじ「全部で10曲録ったんだけど、そこから6曲を選曲するのは自分たちじゃなくて、第3者の プロデューサーに任せたんだよね。自分たちは好きなものばっかりでどれを選んでも同じだから。」

−レコーディングはどうでした?お酒は飲んでました? 

ちか「飲むわけないが〜。終わったらすかさず買いに行っとったけどな。」
しょうじ「歌入れの時飲んどったもんなー。」
ちか「終わってからは毎回飲みに行ってました。」
しょうじ「8ヶ月かかっとるもんなー。顔を見たのは5回くらいだけど。」

−苦労したところはどんなとこですか?

しょうじ「スタジオが響くとこで、上手く一発録り出来なかったのが心残りだな。一発録りの方が、奥行きが出るしトラックダウンも簡単だから。」
ちか「おかげでスタジオ5ヶ所も使っとるもんな。もっとラフに作れると良かったんだけど、それがなかなか難しくって、よしやるぞっていうとみんなそういうふうにならないんだて。」
しょうじ「俺は横浜に住んどるもんで、歌は名古屋と横浜で半々くらいで録ったな。でもある程度のことは出来てるような気はするな。」

−このCDの聴きどころはどこですか?

ちか「う〜ん、難しいこと聴くな〜。歌までがすごく短い。ライブとは違ってイントロがメチャクチャ短いんだわ。」
しょうじ「それなりに経験を積んでできたものだってとこかな。」
ちか「18、19歳のころとは考え方は変わってないけど、その頃にはできなかったことだな。昔憧れてたおじさんたちの歳になってしまったってことかもしれんな。って言っても、俺らよりも年食ったヤツはいるんだでまだまだいけるってことだな。」
しょうじ「あとはメンバーは2人だけど、バンドサウンドっぽくなってるんじゃないかな。」

−しょうじさんは「チェインオブフールズ」ちかさんは「パラライズ」とお互いに本業のバンドがありますが、「瞬間の轍」はおふたりにとってどんな存在ですか?

しょうじ「あくまでも『バンド』じゃなくて別々のバンドの人が一緒にやってる『ユニット』だから、なんでもいいんじゃないっていうのがあるね。ちかが自分のバンドで出来ない事で、ちかが出来る範囲の事をやってる。まぁ俺は糸を付けられて操られてただけだな、今までは。CDを作って一区切りでいいんじゃないの?」
ちか「自分のバンドは世界中に1つしかないんだから、そこで出来ないことで他に自分が出来ること、したいことが出来る所。いろんな音楽が好きだから、逆にどれにも当てはまらないものになってしまうんだよね。よくブルースだって言われるんだけど、それも違うと思う。とにかく買って聴いてみてください。」

 こんな文章だけでは瞬間の轍の良さは伝わりきらないと思います。CDを聴いただけでもだめです。ライブに来て目と耳と肌で感じてください。

 次回CD先行発売ライブは7月15日です。ライブで泣いてみませんか?