ワケあって
新人紹介

ザ・シャーラーズ

  内田裕也がモックンの義父さんとなった時点でロックンロールは死んでい た・・・と思い歩く西大須、ボク達の足元に咲いた青い花一輪。そう、それがザ・シャーラーズ、西大須に咲くロックンロールのアダバナだ。えっ?何言ってるか全然分かんない?うるせー、インタビューでも聞け!

−ザ・シャーラーズの音楽性について

(Vo岩田、Gt小柳2人揃って)「ラケンロール!」
岩田「・・・をやってます。」(沈黙)

―もう終わり?君らのラケンロールってなんか普通と違うの?

小柳「語感が好きなだけかも・・・でも僕らは今みたいに、ちょっとロックンロールが流行りとして見直される前から、これが好きでやってきたから・・・」
岩田「これしかできんという意味は『ラケンロール』に入ってるかも。俺の勝手に考える『ラケンロール』とは、他のことはさっぱりダメでも、何か一つすごくウマく出来ることがあれば、それが『ラケンロール』、体育しか得意でない子供とか・・・。俺の場合はそれギター弾いてイェーイって…マルチな人間とか言ってるヤツはダメ、ラケンロールじゃない。」
小柳「あの、ぼくはね、ちょっと違うかな・・・」
岩田「なにい!(ちょっと怒り)」
小柳「ぼくはね、あのライブでワーッってみんなが夢中になってる瞬間が『ラケンロール』だと思ってる。そういう意味ではグレイのライブとかも全然OK。」

―でもそんなかっこいいこと言ってても、デモテのタイトルは『大須ロックンロ ール』とか『アニキ』そのアンサーソングの『アネキ』・・・

岩田「歌詞はねー、楽しくやりたいからインパクト重視。でもあんまり中身がないわけではない。ちゃんとその辺は残しつつね、面白くしたい。ロケンロールに楽しい歌詞をのせて、このシャーラーズがみなさんにお届けします、と!」
小柳「あー、今上手オチたと思ったでしょ?」
岩田「(笑)」

 こらー!全然オチてない!大体君らのステージ衣装、怪しすぎんだよ。小柳がお星様つき(ライブ前に自分で装着)ベルボトム、首からは羽飾り。方や岩田はよれよれTシャツ、真ん中に「日本」と書いてあるし。リズム隊の2人が全く普通の格好っていうのも逆にこわいし。

 何を言うにも『ラケンロール』、これじゃわかんねーっつーの!でも当の本人 らも分かってない可能性高し。でもいいんじゃない、今は。この魔法の呪文に憑 かれた男4人、灼赤い靴で踊れ。