〜Tribute by Myself〜 CLOWLEY,TILT,SNIPER...7月9日ELLがもう一度あの日観た場所になる・・・ |

それは、待つべくしてやって来たと言う出来事でした。というのも私が、ELLに遊びに行った5月のある日、「今度うちでクロウリーとティルトのトリビュートやるんだけどどう?あとスナイパーも一緒にね。」
そりゃもう、えーっ!!って感じ、ここ最近、解散したバンドが、復活やらかして一部分だけかもしんないけど、異常に盛り上がっている話は、良く聞くが、今回のコレに関して言えば僕ら当たりの年代(年もばれるっちゅーの)に言わせると、ついに来たかと言う感じ。それを聞いてから、なんか昔の自分にタイムトリップしちゃいましたよ。
あれはもう17年前かな、まだまだ10代ばりばりの頃、大学の先輩で、ELLの照明のバイトをしていた人がいました。先輩が、「おいスナイパーっていう凄いバンドがライヴやってるんだけどお前もメタルが好きならいっぺん見に来いよ、絶対損しないから」僕としては、和物より洋物のメタルを聞いてた時期だったし、音源も聞いた事ないバンドを見に行く事に少し抵抗があったのだけれども、やっぱ先輩には逆らえません。同級生はどうやら知ってるらしく一緒に行こうということになりました。
ほんでもって着いたのが、大須ELL。なんとライヴハウス初心者の僕は、緊張とともに入って行くと、こんな狭い場所に300人近い物凄い数の人、人、人・・・。そうこうしてる内に客電OFF、さっきまで普通にしてたオニーチャンオネーチャン達の恐ろしくも激しい叫び声。曲が始まると共に嵐のようなヘッドバンキング。なんじゃこりゃ、ふと連れを見ると同じ様にヘドバンしてる。気が付くと連れと一緒に最前列にいた。コレは凄いたまらないの連続。でもみんな爽快な顔をしてる、こりゃマジだ。コレはバンドと客との真剣勝負、せめぎあいの結果がこれなのだ。頭の中で何かがショートしておかしくなってしまったような衝撃の一夜があっという間に終わった。
その後の僕の行動は言うまでもなく、スナイパー以外にも、クロウリー、ティルト、など他の小屋から来るバンドも見に行き果ては、気が付くとバイトしてるはめになってましたとさ。
その当時すでに、ジャパメタいわゆるジャパンメタルは、東京、大阪はもちろん名古屋でも、全国的にかなり盛り上がっていたわけ。しかしメジャーでない所でね。今から考えるとそれがある意味良かったのかも知れない。僕ら的にはね。でかいホールでは、味わえないあの衝撃的圧力と近すぎる位のあの距離。見に行くというより、体感するといったような感覚。ここら辺のことは、今でも通ずる事だから今ライヴハウスに来る子達は分かってると思うけど、そんなジャパメタが熱かった時代の先端にいたバンドを一度見てみるのも良いかも知れないね。客層はおっちゃん達かもしんないけど。俺もTシャツの着替え持って行ってみるかあ。
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